症例
66歳 女性
受傷年月日
平成11年4月13日
傷病名
左上腕骨頚部(外転)骨折
左肩関節脱臼
原因
自宅廊下で足元わ滑らし転倒した際、肩から落ち負傷
初診時症状
自発痛著明、三角筋の膨隆消失、起居動作困難
整復
脱臼整復を第一に考え患者を側臥位にし、術者は両手示指,中指で
患者の腋か部にあて骨頭を触知し,他の指にて上腕骨を把握します。
やや外上方に牽引しながら、愛護的に整復します
骨折部の整復は、かみ合った骨折の為骨折部を離開させない様に抹消牽引を避け
骨折部に動揺を与えないようにして固定します
固定
上腕外側部に,副木,厚紙副子、アルミシーネ、腋か部に厚紙とちんしを併用した物
をあて、骨頭を正常位置に維持する様ガーゼを使用し上腕骨を中枢方向に圧迫する様に
提肘を施し患部の安静保持に務めました
[35日目] 提肘を除去し日常生活動作をしやすくする。
[45日目] 自動運動で90°程度挙上可能となるが力が入らない
[50日目] 包帯除去し抵抗運動をさせる
[60日目] 日常生活になんら支障なく治癒とす